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首里城の正殿復元に向け国が設置している技術検討委員会によるこれまでの経過や復元の方向性についての報告会が開かれました。

きょう那覇市の県立博物館・美術館で行われた報告会は首里城正殿の復元にかかる技術検討の状況を一般県民に報告するため行われたものです。

技術検討委員会では龍柱の向きを横向きとする暫定的な結論を示しましたが1877年に撮影された写真で龍柱が正面を向いていることなどから、龍柱の向きを正面にするべきとの意見があがっています。

これについて技術検討委員会の高良倉吉委員長は「外面のみではなく内部の情報も統一的に示す資料を復元の根拠資料とした」として龍柱を横向きとする暫定結論を説明しました。その一方で今後正面向きの説得的な資料などが提示された場合は再検討するとしました。

首里城正殿は来年度着工、2026年度の完成を目指しています。

  首里城復元の技術検討委員会 報告会