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FC琉球 喜名新監督初のホーム戦

成績不振からシーズン半ばで解任された樋口前監督に代わり、ヘッドコーチから昇格した喜名哲裕新監督が初めてのホーム戦を迎えました。

(22日就任会見)喜名哲裕 新監督「チームとしての目標は4位以内。変えるところは攻撃の部分。よりゴールに向かいゴールを奪う。そのスタイルは貫いていこうと思う。」

先月24日のアウェー松本山雅戦で初陣を2-1で勝利した喜名新監督。攻撃的サッカーを根付かせた樋口前監督への感謝と喜名監督へのエールを横断幕にしたサポーターの後押しを受けてホームで初めて指揮を執る試合に臨みました。

琉球はブルーの期間限定ユニフォームで1つ上の7位、町田ゼルビアとの対戦です。より積極的にゴールへ向かう姿勢を打ち出す新監督に選手たちも序盤からプレーで応えます。

富所悠 選手「ポジショニングを取るスピードも速かったし、いつもよりは前にボールが入っていたのでそこは前半良かったと思う。町田はすごく強度のあるチームなので、そこにまず負けないという気持ちでみんな戦えていたかなと思う」

喜名哲裕 監督「立ち上がりも悪くなかったし、やっぱりみんながゴールに向く中でお互いがいい距離感で(連携できた)」

得点力ある町田も黙ってはいません。素早いパス回しでチャンスメイクします。ここはキーパー田口潤人(じゅんと)が好セーブ。互いに守りで踏ん張り0-0で試合を折り返します。

後半、両チームともに相手ゴールへ迫る場面をつくります。琉球は 風間宏矢(こうや)。惜しくもキーパーに弾かれます。対する町田もパスをつないで琉球陣内へ攻め込みます。ここはボールが枠の外へ。

ここから琉球にとっては我慢の時間が続きました。

喜名哲裕 監督「やっぱり後半どうしてもボールを受けられなかったり、スペースに出ていくことが少なかったので守る時間が長くなったと思う」

攻撃をしのぎながらゴールへ向かった琉球でしたがこちらも得点はならず。しかし16試合ぶりの無失点。喜名監督初のホーム戦は0-0の引き分けでした。

喜名哲裕 監督「やっぱりホームなのでゼロで終わるのは悔しいし、攻撃的に行くという中で得点は奪いたかった。しっかり相手を見ながら最後は体を張ってクリーンシート(無失点)で終われたのは評価できる」

今季残り6試合。目標の4位以内に向かい白星を積み重ねられるか注目です。

初めての県出身Jリーグ監督でもある喜名監督。始めからの正念場ですがチーム一丸のチャレンジ精神で上位を目指して欲しいと思います。