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緊急事態宣言が9月末まで延長となり、一部の飲食店からは「仕方ない」という声もある一方、長い期間に及んでいるため、「解除後に客足が戻るか」という不安の声も聞かれました。

御料理もりや・神守功さんは「お客さんがあってのもの、お客さんの安全があってものなので、それがやっぱり確保されない今の状況というのはやっぱり緊急事態宣言でも致し方がない状況なのかなっていう風に自分らは受け止めていますけれども」と話しました。

那覇市で海の幸などを使った日本料理を提供しているこちらのお店では、要請を守りながら酒の提供を行わず夜8時まで営業しています。これまで営業を続けているものの、利益率の大きい酒を提供できない期間が長く続いているため、2020年に入ってからの売り上げは2019年の3割ほどになっていると話します。

店を守ってきた神守さん、宣言解除後にも不安があるとしています。それは客足が本当に戻るかどうか。

御料理もりや・神守功さんは「普通の生活に戻りましたよというときに、今までのお客様が戻ってきていただけるかどうか、どれだけお客さんが戻ってくるかっていうのはやはり不安になってきますよね。」

それでも神守さんは、「今後を見据え短くても営業を続けていく必要がある」と話します。

御料理もりや・神守功さんは「お客さん来なくていいから開けよう、いつも開いているよね、ここはっていうイメージを常連の皆さんだったりとか、新しいお客様にだったりとかにアピールするために電気を付けるという作業をしています」

一方で、中には感染のリスクから休業を決めた店もあります。アゲサワ・ヒロ店長は「スタッフの安全っていうのがまず第一。感染リスクというのを背負ってまで、お店を開けるというところにちょっと疑問が出た」と話しました。

那覇市にある居酒屋ではランチ営業を行っていましたが、感染急拡大で従業員への感染を防ぐため8月19日から完全に店を閉めました。店長が心配をしているのは「従業員の生活」です。

アゲサワ・ヒロ店長は「生活がちゃんとできているかということも心配です。営業を短縮しないといけなくなってしまうと、また人数を減らさないという措置を取らないとけないので」

4カ月以上に及ぶ緊急事態宣言、店の休業によって働く人たちの「収入がない」という深刻な状況が今後も続きそうです。

緊急事態宣言に飲食店の受け止めは