県の広域ワクチン接種会場でモデルナ製のワクチンから相次いで異物の混入が確認されたなか、八重瀬町の集団接種会場ではファイザー製のワクチンに異物の混入が見つかり、接種を一時中断する事態になっていたことがわかりました。

八重瀬町によりますと8月29日午前11時ごろ、町の集団接種会場になっている「中央公民館の分館」でファイザー製ワクチンの瓶の中に異物のような物が確認されました。そのため、公民館のだけでなく、同じロット番号のワクチンを使うことになっていたもう1カ所の会場も含め、2つの会場で接種が一時中断しましたが、別のロットのワクチンを用意して接種を再開させました。異物が見つかった瓶からのワクチン接種は行われていないということです。

八重瀬町に住む男性「ちょっと自分まだワクチン接種してないので、ちょっと不安というか、心配になります。しっかり調査して(異物混入などが)ないようにしてもらえれば、ありがたいと思います」

八重瀬町に住む女性「心配だけど、打たないことには(コロナに)かかるほうがどうなんだろうと」

八重瀬町では木曜日、土曜日、日曜日の週に3日間、集団接種を実施していて、今回の異物確認で今後の接種に与える影響はないとしています。

国がファイザー社に確認したところ、注射器を瓶に差し込む際にゴム栓が削り取られる「コアリング」という事象によって異物が混入したと考えられるとしています。

八重瀬町 ファイザー製ワクチンに「異物」

新型コロナ沖縄で新たに554人感染 8月は妊婦の感染が急増

デルタ株による第5波、8月は妊婦の感染が顕著となっています。

県によりますと8月31日、新たに10歳未満から90代の554人が新型コロナに感染したことがわかりました。8月だけで新規感染者は1万8000人近くにのぼっています。

家庭内での感染が多く見られることから、妊婦にも感染が急激に広がっていて、8月1日から8月29日までに162人の感染が確認され、7月よりも130人近く増えています。

国は妊娠後期に感染すると早産率が高まると指摘していて、8月に感染がわかった162人の妊婦のうち8人が出産し、36週未満の早産だった人が2人いました。

1人が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」は0.9で県は減少傾向にあるとみていますが、9月は多くの小・中学校で授業が始まることなどから、学校内や家庭内などでの感染拡大の懸念は依然として強く残っているとしています。

新型コロナ沖縄で新たに554人感染 8月は妊婦の感染が急増

那覇市で妊婦のワクチン優先接種を開始へ

新型コロナの感染拡大で妊婦への感染も急増していることから、那覇市では妊婦を優先してワクチン接種を行うことを決めました。

那覇市は、市内すべての集団接種会場で希望する妊婦を優先してワクチン接種を行います。対象は那覇市に住民票があり、事前にかかりつけの医師にワクチンの接種が可能と判断された妊婦です。

予約開始は9月2日からで、集団接種予約センターの電話のみで受付となり、接種期間は9月6日から9月19日までです。

8月に千葉県で新型コロナに感染した妊婦を受け入れる病院が見つからず新生児が死亡したことがわかり、県内でも妊婦の優先接種を希望する声が高まっています。

那覇市は「妊婦が感染すると重症化するリスクも高いので、医師に相談したうえでこの機会に接種してほしい」と呼びかけています。

那覇市で妊婦のワクチン優先接種を開始へ