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新型コロナの感染拡大に歯止めがかかりません。県内では8月25日、新たに過去最多となる809人の感染が確認されました。1日の感染者が800人を超えるのは初めてのことです。

県によりますと、8月25日、新たに10歳未満から90歳以上まで809人の感染がわかりました。県内で1日の感染者数が800人を超えるのは初めてです。

県内の精神科病院3施設でクラスターの発生がわかりました。うるま市の平和病院では患者37人・職員4人のあわせて41人が感染していて、そのうち、高齢の患者2人の死亡が確認されています。

また、那覇市のオリブ山病院では、合併症治療精神科病棟で患者8人・職員1人のあわせて9人が感染しました。

さらに、浦添市の平安病院では認知症治療病棟で患者15人・職員4人のあわせて19人が感染しました。

3つの病院では現在、新たな入院患者を受け入れないようにしていて、外来診療については電話での対応に切り替えたり診察の時間を短くしたりして対応を続けていくということです。

沖縄の新型コロナ 過去最多809人感染 精神科病院3カ所でクラスター

県内の感染者は、過去最多の809人でした。初の800人台です。人口10万人当たりの新規感染者数は316.28人で、全国、世界基準で見ても最悪の感染状況となっています

旧盆の影響も出始めているようです。明日以降、809人を超える可能性も、今月に入っての感染状況を鑑みると十分ありえそうです。また宮古保健所管内で39人、八重山保健所管内で26人の感染が確認されていて、そのほかの離島でも感染者が急増しています。

そして、自宅で療養している方、入院を調整している方が合わせて5500人を超えました。また重症者は35人、中等症が546人と少しずつ増えていて、医療従事者への負担増加も心配です。

県の警戒レベル、療養者数など5つの項目が第4段階の感染まん延期です。病床占有率がきのうと比べて-0.7ポイントとなっていますが、これは入院できるベッドを増やしたもので、医療現場のひっ迫が改善されているわけではないんです。

最後にきのうの人の流れ。県庁前駅・国際通りなどでわずかながら増えていて、那覇空港に関しては、連日増加しています。

初の感染者800人超えに、驚いた方もいれば、とうとう超えてしまったかと、諦めの気持ちを抱いた方と、様々いらっしゃるかと思いますが、今一度、ここからこれ以上感染を広げないように、対策の徹底が求められます。