※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

県民が大きな喪失感に包まれた首里城の火災。那覇市消防局がきょう、消火活動の様子を公開、衝撃の映像が入ってきました。

正殿を飲み込むように吹き上がる炎と、、、空に舞い上がる無数の火の粉。火災発生からおよそ1時間半後に消防によって撮影されたものです。

消防隊員「5時35分、首里城正殿前、炎上中」「正殿にあっては完全に燃え落ちた状態」

懸命の消火活動もむなしく、炎の勢いは増していくばかり。正殿前の龍柱だけが形をとどめています。炎はまたたくまにその姿を奪っていきました。城壁に囲まれた城の内部。炎はみるみる強くなり、熱風に包まれ近づくこともできません。

この動画には、そんな消防隊員たちの、過酷な11時間が記録されています。

那覇市消防局はきのうまでに正殿北東側にあった分電盤周辺が火元とほぼ断定。分電盤につながっていた延長コードに、30カ所以上のショート痕のようなものが見つかっていることも明らかにしました。

消防では今後、原因特定のために採取した配線などを消防庁の研究センターに送り鑑定するとしています。

衝撃  消防隊員の11時間 炎と熱気 過酷な現場