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インフルエンザ 警報レベルの流行の理由

この時期での警報は実に10年ぶりです。県は9月11日、流行するインフルエンザの注意報を警報にレベルを引き上げました。小さな子どもを持つQABのパパさん記者の取材です。

県によりますとインフルエンザの患者数は9月2日から1週間で1978人いて、1医療機関あたり34.10人と警報基準を上回ったため県は11日から警報を出して注意を呼びかけています。

なぜ、暑いこの時期にインフルエンザが蔓延したのでしょうか? 県地域保健課久高潤さんは「はっきりとした理由は全然わかっていないんですけども、沖縄県の場合、数年に1回くらいの頻度でですね、夏に流行することがあります」と話しました。

患者を年齢別に見ると5歳から9歳が419人、1歳から4歳が353人で、2019年は子どもの間で流行が広がっていて、9日と10日の2日間だけで34の学校などが休校や学級閉鎖になりました。

また、一般的な流行の時期外れの今、ワクチンの備えが少なく、予防接種が追いつかない状況です。夏にインフルエンザが県内で流行するのは10年ぶりのことです。

県地域保健課久高潤さんは「2009年の場合は新型インフルエンザという新しいタイプが流行ってきたので流行が長かったんですけども、今回の場合っていうのは、どうなるかというのは少しわからない状態です」と話していました。