先週の土曜日に石垣島で開催された「とぅばらーま大会」。今年は大会直前に降った雨の影響で室内での開催となりました。特別な思いを持って大会に挑む女性を追いました。

Qプラスリポート 祖母に捧げるとぅばらーま

月が最も美しく見える十三夜に開催される「とぅばらーま大会」。とぅばらーまとは、八重山の人々の心に寄り添い、人生の喜びや悲しみ、恋心や愛情などが込められ古くから唄い継がれてきました。

来場客「(Q:毎年とぅばらーまは見にきていますか?)昭和48年から。(八重山の人々の)心じゃないですかね」「どこへ行っても忘れられない、島の大事な大事な唄です」

とぅばらーまに魅せられた人がいます。

Qプラスリポート 祖母に捧げるとぅばらーま

宮良あゆみさん「とぅばらーまを毎日弾いているんですけど、やるたびに、唄うたびに、好きになって。とぅばらーまのとりこになっています」

こう話すのは、宮良あゆみさんです。

あゆみさん「(とぅばらーまは)昔からあるんですけど、今の若い世代の私達でも昔の人の気持ちなどを想像しながら、唄えるところがすごい魅力」

高校在学中は郷土芸能部で地謡を担当したあゆみさん。石垣島の中でも芸能が盛んな川平村で育ちましたが、三線を始めたのは4年前、中学三年生の時でした。

あゆみさん「おばあちゃんに勧められて、私も唄を習いたいと思いました」

あゆみさんには民謡を始めるキッカケになった唄があります。

Qプラスリポート 祖母に捧げるとぅばらーま

祖母・キミさん「(あゆみさんが)2歳ぐらいのときに、眠る時間で『ばあちゃん、自分眠たいから、唄やって眠ろうね~っ』て」

あゆみさん「唄がないと眠れない。すごくおばあちゃんの唄が好きです」

Qプラスリポート 祖母に捧げるとぅばらーま

おばあさんがいたから三線が弾けるようになったと話すあゆみさん。そばにはいつもおばあさんの存在がありました

あゆみさん「唄も歌って聞かせてくれたりして、すごい尊敬していますし、一番応援してくれるので大事な存在です」

迎えた本番。

Qプラスリポート 祖母に捧げるとぅばらーま

あゆみさん「これまでやってきたので、自分の力を出し切って頑張ります」

Qプラスリポート 祖母に捧げるとぅばらーま

おばあさんに思いを届けられるように…。あゆみさんの順番が近づきます。唄を通して、あゆみさんの思いが伝わります。

Qプラスリポート 祖母に捧げるとぅばらーま

唄:月とぅ太陽とぅやゆぬ道通りょうる とぅばらーま心ん 一筋あり給り んぞーしぬ とぅばらーまよ
(太陽と月が同じ道を通るようにあなたの心も変わらずに一筋であってください愛しい人よ)

Qプラスリポート 祖母に捧げるとぅばらーま

キミさん「今からまた勉強して、チャンピオンを願って待ちましょうね」

これからもおばあさんのために唄い続けます。

あゆみさん「(Q:来年もまた挑戦しますか?)はい、絶対挑戦します」