自然に恵まれた本部町の瀬底小学校。そこでは子どもたちがウミガメの世話をするユニークな授業が行われています。ウミガメは子どもたちにどんなことを教えてくれているのでしょうか。

先生「何のためにウミガメの学習してますか?」

児童「ウミガメを守るために」

先生「そう、ウミガメを守るためにね」

本部町の瀬底小学校で、子どもたちが学んでいるのはウミガメについて。

Qプラスリポート ウミガメを守りたい 瀬底小学校の環境学習

地元の豊かな自然に気づき、環境を大切にする気持ちを育んでほしいと2007年に始まりました。毎年3年生から総合的な学習の時間の中でウミガメの生態や成長過程などについて学んでいます。

今年は、環境教育に取り組む県内の小中学校を支援する企業のプロジェクト、「ライオン美らアクション」にも認定されました。授業が始まって半年。ウミガメについての知識も深まってきているようです。

男の子「中心の方にあるぜんがくばん(前額板)の枚数は5枚で、周りの前額版は4枚と気づいた」

女の子「首と手と足のつけねが黒いことがわかりました」

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大人顔負け、堂々と発表する様子は、まるでウミガメ博士!それもそのはず…

男の子「(Q自分がつけた名前教えてください)悟飯とゴテンクス(Qそれってもしかして・・・)そう!(ドラゴンボール)」

子どもたち一人一人がウミガメの名付け親になって、わが子のように、コガメの成長を見守っているのです。

比嘉「今日は、子供たちが楽しみにしている、月に一度ウミガメとふれあえる日です。」

子どもたちは月に一度、水族館を訪れ、自分が担当するカメの世話をしたり、成長記録を書いたりしています。

美ら海水族館担当若井さん「だいぶ水温が下がってきました。ウミガメの動きが変わってきてないか、今日よく観察してください」

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コガメの世話の中でも、子供たちが一番好きな作業があります。歯ブラシで磨いているのは、亀の甲羅。こうして、丁寧に苔を落としてあげているのです。

子供「大きくなったね、かわいい、かわいいね」

しかし中には、こんな女の子もいました。

どうしたら、うまくできるのかな?

男の子「撫でないとおとなしくならない。あと、水をかけてあげる」

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男の子「アオウミガメで、亀彦です。(Q自分のお名前は?)晴彦です。ここをなでると、気持ちよさそうに静かにしてくれるんです」

子供たちも、ウミガメと一緒に成長しているように見えました。

男の子「アカウミガメがしに大きくなってるなと思いました」

男の子「(Q楽しいことは?)亀を最初から育てられて、海の環境を守るという勉強ができることです」

女の子「ウミガメが海に住んでいるから海にゴミとか流れていくからポイ捨てはしないでほしいなっていう事を(ほかの人に)教えたいです。放流する時までにもっと大きくなっててほしいなと思います」

コガメの世話をしながら、ウミガメのことだけではなく、自然環境を守る大切さを学び取っていた子供たち。先生は、こんな期待も寄せていました。

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担任宮城先生「今やってることが当たり前ではなくて、自分たちの島が本当に貴重な場所だということを感じてほしいのもありますし、中学校になって巣立っていくんですが、この島を大事にしたいっていう事でまた大きくなってから戻ってきてほしいなって思います」

カメたちは来年の夏、海に放流されます。いつかまた、ここに戻ってきてほしい。そこには、少し成長した子供たちの姿が見られるかもしれません。