Qプラスリポートです。きのうから始まった動物愛護週間。沖縄では、犬や猫の殺処分が最も多いなど大変残念な状況ですが様々な取り組みで、年々その数が減ってきています。

どのような取り組みがされているのか川村さんのリポートです。

Q+リポート犬猫を殺処分から救う為に

南城市にある動物愛護センター。ここには、県内各地から野犬として捕獲された犬や飼い主によって持ち込まれた「かつてペット」だった動物逹がいます。この日行われていたのはセンターが主催しての犬の譲渡会。毎週水曜日に行われています。

譲渡会に訪れた男性「「19年飼った犬が亡くなって正直女房がいつも一人でいるので可哀想だなと子犬でもいればなと思って今回来たんですけど」

センターに来た犬や猫逹は、引き取り手がいなければ、通常5日間センターで預かった後、「殺処分」されます。譲渡会は、殺処分を少しでも減らしたいと責任ある、新たな飼い主を探すためのものです。

Q+リポート犬猫を殺処分から救う為に

この日、譲渡会に参加した犬は、4匹。みな、譲渡会前にしっかり綺麗にしてもらいました。この中に、黒い毛並みが綺麗な雑種のラスクがいました。大人しく臆病者のラスクは、人との関わり方がまだ苦手ですが仲間の中では人気者です。

日本愛玩動物協会 酒井さん「思ったよりもお金かかるんですね。だから動物病院連れて行ったりとか結構お金がかかるので、それでもうちょっといいかと言う感じで捨ててしまう場合もあるのかな。」

飼い主の身勝手な理由で、収容された犬や猫。しかし、ラスクのように、譲渡会に参加出来る犬は、収容されているうちのほんの一部です。動物愛護センターの一角に立つ慰霊碑。これは、殺処分された犬や猫のためのものです。多くの命がここで最期を遂げました。

Q+リポート犬猫を殺処分から救う為に

グラフ沖縄県の犬・猫の殺処分数は、平成15年からのデータを見ると、年々その数は減り、ここ10年での差は歴然となりました。

施設内この減少の裏には、殺処分される動物たちを減らしたいと願うセンターや、ボランティアの様々な取り組みが背景にあります。保護された犬や猫は、病気の検査をし、ワクチンを打ち、去勢手術も行われます。

ホームページにはあの、ラスクの姿もありました。保護されている犬や猫の写真と情報が掲載されています。こういった取り組みにより、年々減ってきている殺処分ですが、まだまだなくならない現状があります。

動物愛護管理センター 宮城さん「この子たちは全て首輪ついている子もついていない子も家族の一員として迎えられなかった子たちがほとんどかなと。」

人の身勝手で捨てられた犬や猫。譲渡会で新たな飼い主が見つからなければ動物逹に待っているのは殺処分です。

Q+リポート犬猫を殺処分から救う為に

動物愛護管理センター 宮城さん「新しい飼い主さんが見つからなかったわんちゃんを最終的に処分する時のボタンですね。こういう処分の日、可哀想な日が一日でもなくなるようにどうしたらいいかを毎回押しながら考えてはいます。」

このボタンを押す頻度を減らしていくため、かけがえのない命を無駄にしない為に、わたしたちはどうしていくべきなのでしょうか。

動物愛護管理センター 宮城さん「沖縄の言葉で命どぅ宝とあるようにですね、もともと命を粗末にしているわけではなく、単純に飼い方がわからないというのが主だと思います。家族の一員として迎え入れて最後まで看取るということが一番大切なことだと思います。」

譲渡会2回目の譲渡会に参加したラスクでしたが今回も貰い手は現れませんでした。ただ、一緒にいたマックスには飼い主が見つかりました。引き取る飼い主には、新しい家族を受け入れるための飼い方やしつけ方についての講習が待っています。

Q+リポート犬猫を殺処分から救う為に

譲渡会で犬を引き取った夫婦「可愛いからね、大人しそうで。家族みたいに一緒にしないといけないでしょ。会って縁があるわけだから可愛がっていかないといけないでしょう。」

ところで私たちが取材した日に出会った犬逹ですがこのうち譲渡された犬が14匹。殺処分されたのは27匹でした。そして、あのラスクは、私たちが取材した1週間後に新しい飼い主に引き取られていきました。

ラスクは、新たな飼い主が見つかって良かったですね。ただ、殺処分された犬も30匹近くいたんですよね。一般的にも言われていますが、そもそも、犬や猫を飼うということが命に対して最後まで責任を持つということを忘れないで欲しいですね。