※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
15-02-09-005

3年前、西原町の小学校で体育の授業中に頭を打った男子児童が後に脳せき髄液減少症と診断された問題で、9日、西原町教育委員会は「事故との因果関係を調査中」との見解を繰り返しました。

現在この児童は脳せき髄液減少症と診断され県外で治療を受けていますがスポーツ保険の適用外となることから町教育委員会は別の保険の適用を検討しています。

しかし、保険の適用は依然遅れたままで、教育委員会は、9日の県議会文教厚生委員会で「保険会社側が現在、事故との因果関係を調査中」だと説明しました。

委員からは、「学校からの報告書で事実関係はすでに分かっているのでは」、また別の委員からは「保険会社ではなく町が独自の弁護士を雇うべき」など、行政が主体となり独自に支援するべきといった意見が出ていました。

これに対し、教育委員会側は、給付や補償など支援の検討も始めているとする一方、「因果関係を調査中」との説明を繰り返すに留まりました。