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きのう行われた武術太極拳選手権です。現在では生涯スポーツや健康運動としても幅広い年齢層に親しまれている太極拳。その虜となっている、女性がいました。多くの剣士が集った剣道の石原杯と合わせて、ご覧ください。

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磨いてきた己の技を競い合う、第3回石原杯剣道選手権大会。集まった剣士は、小学生から一般までおよそ800人。その中でも、これが最後の大会となる高校3年生の試合は熱を帯びていました。 

男子の部、ベスト4に残った選手のうち、前村寿弥、大庭甲斐はともに興南高校。2人を始め、ほとんどの3年生部員が一緒に寮生活を送り、切磋琢磨してきました。

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前村寿弥選手「練習がきつい時も一緒に乗り越えて最後なので、悔いのないようにやりたいと思っています。」

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大庭甲斐選手「同じ興南高校同士で決勝で当たれればいいなと思って決勝までいけるようにしっかり頑張っていきたいと思います。」

3年間をともにしてきた仲間と迎える最後の大会。決勝で相見えることを目指し2人は準決勝へ。しかし…ともに準決勝で敗れます。2人の最後の舞台は、決勝ではなく、3位決定戦。それでも、この3年間をぶつける熱い思いがありました。

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大庭甲斐選手「3位決定戦にすべてかけようと思って。こういう県の大舞台で同じ高校同士で前村と試合が出来ることがとても嬉しかった。」

延長の末、軍配は大庭に上がりましたがその結果以上に、2人には達成感がありました

前村寿弥選手「自分も全力を出し切れたので悔いはないです。」

大庭甲斐選手「3年間の集大成としてぶつかりあって勝負できて試合してて楽しかった。」

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有銘貴美子さん「(有銘さんにとって太極拳とは?)生きがいです。これがないと私はダメです。」

凛とした空気の中、ゆったりとした演武を披露するのは有銘貴美子さん82歳。太極拳歴は18年、指導員としても活躍する有銘さんは、きのう行われた「武術太極拳選手権大会」の大会最高齢選手として出場しました。演武の華麗さと、その緻密さを競う大会には平均年齢55歳の男女107人が、日頃の練習の成果を競い合いました。

女性「一生続けたいです。魅力にどんどんはまっていきます。」

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男性「一番年齢関係なく若い人からお年寄りまで同じようにできますからね。」

女性「6時から7時まで毎日やっているので風邪引かない。」

太極拳は、元々格闘技なのですが、その身のこなし方や、呼吸法が見直され、健康法のひとつとして注目を集めています。

有銘貴美子さん「体調も太極拳に入る前と今とでは全然違っています。体重がすごく細くなりました。現在、自分の出来るだけの演武をしたいと思います。」

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有銘さんが挑んだのは25人が出場した、60歳以上女子の部。24通りもの形を披露しました。約6分間の演武をやりきった82歳、有銘さん!結果は見事優勝!最年長の磨き上げられた技が光りました。

有銘貴美子さん「こういう歳のとり方って良いですね。本当に若い方たちと一緒に同じ気持ちで生活できますのでね。一日自分の歳忘れてます。」

以上スポーツ部でした