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沖縄市のサッカー場の改修工事現場から高濃度のダイオキシン類を含むドラム缶が見つかった問題で、沖縄防衛局は、29日からサッカー場全体の調査を始めました。現場では8人の作業員が磁気探査を実施し地中にドラム缶が埋まっていないかどうかを調べました。

沖縄防衛局返還対策課の三沢大輔課長は「今回のようにドラム缶を対象として磁気探査を全域にかけるのは恐らく初めてだと思います。サッカー場の地表面から2メートル程度の所まで磁気を用いて探査する」と話していました。

このサッカー場からはこれまでに22本のドラム缶が掘り出されていて、沖縄市の調べではこのうち2本から猛毒のダイオキシン類が環境基準を超えて出たほか、枯れ葉剤と同じ245Tという物質が18本から検出。またドラム缶周辺の水からは環境基準の280倍ものダイオキシン類が検出されています。

現場は、最も深い所で8メートルほどの谷間だったと見られていて、沖縄防衛局では今後さらに地中深くまで詳細に調べることにしています。