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演劇の話題です。沖縄に住んでみないとなかなかわからない基地と共に生きるしんどさ、恐怖、それを見事に舞台化した劇が、今沖縄で上演中です。

復帰40年の沖縄の現状を全国に問いたいと、東京の劇団が「普天間」を巡る状況を体当たりで舞台化した力作です。

まるで2004年8月13日に引き戻されるような正確な描写で劇場は瞬時に沖国大の現場に。

主人公は、軍雇用員を勤め上げて「サンドイッチシャープ」を始めた上原さん。家族思いの優しいおじいですが、基地負担が増えることには怒りを持っています。

吉村直さん「(Q.今まさに報道が全力を挙げてやらなければ行けないところに、切り込んだ舞台をやってらっしゃるんですね?)お芝居ってジャーナリスティックなものが大きいんじゃないかなと思ってますけど。体感する。そのためには演劇が一番、ある意味では伝達力が強いじゃないですか。直接。だから演劇やってると思うんですけど。」

アメリカ兵に人権を蹂躙された架空の女性を演じる大月ひろみさんは、もっと沖縄を自分の中に取り込みたいと、東村高江や普天間ゲートの座りこみにも参加したそうです。

大月ひろみさん「嫌になったんですね。携帯だけで情報収集をしているその時の自分っていうのが。いたたまれなくなって。こんなに戦っている人達もいるのにって。これは一度いってみようということで。人間らしく生きるために、戦っている。楽しく生きるために生活をしている。というふうに伝えたいです。本当に、人間の原点を見た気がします。」

必死に習得したウチナーグチを始め、沖縄の人に受け止めてもらえるのか。メンバーは初の沖縄公演に緊張しているそうです。

大月ひろみさん「(Q.今どんな気持ちですか?)チムワサワサーしていますよ。(Q.そう言う言葉がすぐに出てくるんですね)」

大月ひろみさん「一緒に生きたいですね。3時間半の時間を、一緒に生きてもらいたいです。」