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暴風の中、声を上げた17日の抗議行動。その中には強姦救済センター「REICO」の代表高里鈴代さんの姿もあった。「女性への卑劣な犯罪を絶対に許さない」これまで基地に向けて何度叫んだことか。

1995年の暴行事件を機に作られた強姦救済センター「REICO」。17年間、様々な女性からの性暴力の相談を受け、病院や裁判に同行してきた高里さん。今回は女性の勇気にまず寄り添いたいと話します。

高里さんは「訴えたと聞いたときに本人が訴えてよかったと思える状況を作るべきだと思いました」と話します。

2012年8月にはアメリカ兵が那覇市内で帰宅途中の女性相手にわいせつ行為をし、けがをさせる事件を起こしたばかり。高里さんはいずれも加害者のアメリカ兵に明確な意図があると指摘します。

高里さんは「沖縄にいったら何でも許されるという感覚があったと思います。任務で現地に行くこと現地で強姦するということがつながっているのではないか」と話し、「(基地の)この線を超えるなと言われますよね。でも犯罪はフェンスの外で起こっている」とフェンスの外で犯罪が起きるたびにアメリカ兵に向かって「民間地への立ち入りを禁ず」のプラカードを掲げてきました。

復帰から40年。復帰後におきたの強姦事件は18件。1945年から数えると127件にもなるといいますが、それはあくまで氷山の一角だということ。高里さんたちは11月に無料の電話相談を行います。