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2011年9月、那覇から東京に向かっていた全日空の旅客機が背面飛行に陥り急降下した問題で、運輸安全委員会が調査の中間報告を公表しました。

2011年9月6日、東京行きの最終便・全日空140便が和歌山県沖を飛行中、機長がトイレから戻る際、副操縦士がスイッチを間違えて操作したためバランスを崩し、背面飛行に近い状態でおよそ1900メートル急降下しました。

31日に公開された中間報告によると、機長が自力で入室し正常な飛行に戻すまで4分間かかっていて、この間、副操縦士は機体の傾きや失速、逆に速度超過など、次々に鳴る警報の対応に追われていたことがわかりました。また副操縦士は4ヵ月前までスイッチの位置が異なる別の機種に乗務していました。

全日空では「調査に全面協力するとともに、再発防止策を徹底し、安全運航に努めてまいります」とコメントしています。