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8日、日米両政府が嘉手納より南側の土地の返還などを普天間問題とは切り離し先行して進める方針を固めたことを受けて、9日、仲井真知事は「返せる土地は早く返してほしい」と述べました。

日米共同発表では普天間基地の移設先に関して「辺野古」を堅持するとした一方、海兵隊8000人のグアム移転と嘉手納より南にある5つの施設の返還については、パッケージを切り離し先行して進める方針が示されました。

これに対して上京中の仲井真知事は9日、辺野古は難しいとの考えを改めて示した一方、土地の返還が先行して進められることについて「返せる土地は、なるべく早く一つ一つ返してもらいたい。そういう方向の議論が進むなら、非常に良いことだと思います」と述べました

また、再編計画の仕切り直しを受けて玄葉外務大臣は、6月にも予定していた辺野古沿岸部の埋め立て許可申請について、秋以降に先送りにする可能性が高いとの認識を示しています。