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県立病院の経営再建検証委員会が2012年1月17日開かれ2011年度の経営再建の進捗状況について、「経営状況は改善しつつある」との検証結果を報告しました。

委員会がまとめた報告書によりますと、2011年度の県立病院の経営状況は、「改善の方向に進みつつある」とする一方、今後の課題として、患者数を増やして、医業収益を上げることや職員の給与費率の低減への取り組みなどがあげられました。

県立病院の経営をめぐっては、2012年度からの病院事業収支推計の中で県が、一般会計からの繰入金を総務省基準より低く見積もっているとして、病院職員らでつくる労働組合は、「繰入金は、公的医療を担保するため必要なもの」と反発、給与の削減などによる人材流出など病院現場への影響を懸念しています。