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普天間問題を巡る不適切発言で更迭された沖縄防衛局の田中聡前局長の後任に就いた真部朗局長が20日に県庁を訪れ、与世田副知事に改めて謝罪しました。

冒頭、真部局長は「先般の事案につきましては、改めて、私の方からもお詫びを申し上げたいと思います」と謝罪しました。

真部局長は田中前局長の前任者で、3年7カ月の沖縄勤務を終え、2011年8月に東京に戻ったばかりでした。与世田副知事は「沖縄の声を一番承知している田中さんが、沖縄県民に最も問題ある発言をされたことは、例え非公式の場と言えども、大変な問題だ。差別意識の表れじゃないかという思いは、深く感じていだたいて」と話しました。

また真部局長はこの席で、県が防衛省に出していたオスプレイの騒音や海兵隊の意義に関する質問状の回答を示しました。

この中では、オスプレイが現在配備されているヘリコプターよりも「おおむね静か」と記しているほか、普天間基地の海兵隊を他の部隊と切り離せば、機動性や即応性を損なう懸念があるとして「県外移設は不適切」と結論づけています。