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八重山地区の公民教科書の採択を巡る問題で、竹富町だけ教科書の無償配布から対象外とする文部科学省の見解の撤回などを求める集会が29日に開かれました。

集会では、保護者らが8月23日に開かれた採択地区協議会の内容を議事録に沿って再現。教科書名を挙げずに選定が行われた協議会のあり方について問題点を指摘しました。

そして、竹富町だけ無償配布の対象外との見解を示している文部科学省に対して、見解の撤回と無償配布を求める決議をしました。

ところで県教育委員会は29日付けで3市町の教育委員会に対し9月8日の「東京書籍」を選定した教育委員の全員協議での結果が成立しているとの見解を示した資料を添付して通知を出し、公民教科書の必要な数の報告を求めました。

文科省への報告期限は30日までですが、各教育委員会からは、同一の教科書が報告される見通しはほぼなく、県教委の今後の対応が注目されます。