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国内では滅多に見られない野鳥のズグロチャキンチョウが飛来しています。

沖縄本島の北の端に姿を現したズグロチャキンチョウ。雀より一回り大きく、鮮やかなイエローが目を引いたため、国頭村の嘉陽宗幸さんが撮影し調べたところ、きわめて珍しい鳥だとわかりました。

本来はイタリアから中東の沿岸で繁殖し、インドで越冬をする渡り鳥で、沖縄に迷い込み、撮影されたのは数例しかないそうです。

沖縄野鳥の会の山城正邦会長は「今回の個体は本当にきれい。黄色が鮮やかで背中の茶色というか栗色、これがたまらない色合い」と珍しい野鳥の飛来を喜んでいました。

山城さんも4月27日に撮影に成功。この鮮やかな夏羽は繁殖期のオスに数月だけ見られるもので、メスや普段のオスは地味な色合いをしています。

しかし、飛来しても滞在期間は短く、雨が上がってた4月28日あたりイタリアに向けて飛び立ったかもしれないということです。