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沖縄戦などで家族を亡くした遺族が、家族の靖国神社への合祀取り消しを訴えている裁判の控訴審が、16日福岡高裁那覇支部で開かれました。

この裁判は、沖縄戦などで家族を亡くした遺族5人が、家族が無断で靖国神社に合祀され、精神的な苦痛を受けているとして、国と靖国神社を相手に合祀取り消しなどを訴えています。

福岡高裁那覇支部で開かれた、第一回口頭弁論で、原告の1人は「靖国神社への合祀は、亡くなった姉の信仰の自由と人格を侵害するものだ」と訴え、家族が靖国神社に合祀されていることに対する精神的苦痛を訴えました。

一方国と靖国側は、「原告の心情だけで、法的救済をとることはできない」と一審と同様に、原告の訴えを退けることを求めました。次回の口頭弁論は、6月14日に開かれる予定です。