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衆議院の安全保障委員会のメンバーが17日に普天間基地を視察し、宜野湾市の伊波市長と意見を交わしました。安全保障委員会のメンバーらは宜野湾市の高台から普天間基地を視察。委員長を務める民主党の安住淳委員長は、滑走路の修復工事が行われている現状を見て危機感を表しました。

安住委員長は、「滑走路を見ても波打っている。放置していくと本当に基地の工事を本格化してしまうと、一歩間違えれば普天間基地の恒久化につながりかねない」と述べました。

このあとメンバーらは宜野湾市の伊波市長と面談。伊波市長は、アメリカ政府が設けるクリアゾーンにおよそ3600人の市民が住んでいる現状を説明しました。

そして、「クリアゾーンというのは米国連邦航空法にも規定されていて、それは国外でも米軍機が使用する飛行場では必須とするとされている。そのことを太平洋軍司令部に対してもその履行を私たちは求めてきているが、実際にはそれが放置されている」と述べました。

そして、「この状態が放置されているのは日本が法の遵守を求めないからだ」と指摘しました。また、普天間基地の移設先について、グアムやテニアンの可能性を強調しました。委員会の安住委員長は、18日に平野官房長官に伝えると答えています。