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糸満市の平和祈念資料館の運営方法などをカンボジアの平和博物館に伝え、交流を深める事業が13日からスタートしました。事業では13日から来月6日まで、カンボジアの「トゥール・スレン博物館」の館長と職員あわせて4人が資料館で研修を受け、情報収集や保存方法、平和教育活動などを学びます。

開講式で平和祈念資料館の大川館長は「事業を通して、ともに世界の平和を発信する役割をもつパートナーになれれば」と歓迎しました。

トゥール・スレン博物館は1970年代、ポルポト時代に3万人の市民が強制収容されて虐殺された施設で、現在は平和資料館として公開されています。

チェ館長は「トゥール・スレン博物館は、虐殺の事実を次世代にどう伝えていくかを真剣に考えなければならない」と意義を強調しました。さらにチェ館長は「沖縄とカンボジア、両者の歴史は違うが平和や人権について若い世代に伝えることが一番重要だ」と述べました。