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来年の美ら島総体で、大きな注目を集める競技の一つ。それが空手道です。何といっても沖縄は空手発祥の地。そのプライドを背負った双子の兄弟が今、夢にチャレンジしています

コザ高校2年生、兄・仲程一織。弟・仲程海理。

二人は、ともに空手の強化指定校・コザ高校の2年生。授業が終わるとすぐに仲間達と一緒に汗を流します。

弟よりも3分早くこの世に生まれた兄の一織くん。天性の柔軟さと勝負感を持ち合わせ、パワーと安定感が魅力。今年の県高校総体では、組手の部で初優勝を飾り、全国でもベスト16に入る実力です。

コザ高校・小松先生「相手のどこに隙間があるかと見て、そこを突いていく。一織の場合には突くことができる選手」

一方、弟の海理くんも今年度の九州新人大会で3位に入るなど兄に負けない力量を備えています。

コザ高校・小松先生「(海理は)超ファイターです。ですからもう負けず嫌いで。相手が前に出てきても怖がらないで、中に入って根元を潰していける。あの度胸が一番の持ち味」

「ただいま~、疲れた~。しに疲れたよな~」

7時過ぎ、部活を終えて家に帰ると、お風呂に入り夕食です。

仲程母「はい!ご飯、ご飯!ご飯できました!」

仲程兄弟「いただきます!」

仲程家は5人家族。二人の下には同じく空手をやっている妹がいます。小学校の頃から空手を始めた二人。その後、メキメキと頭角を表しました。

家でゆっくする間もなく、すぐに二人は道場へと向いました。

学校から道場。10時過ぎまで続く練習は毎日。さらに朝7時からは学校の早朝講座を受けています。

兄・仲程一織くん「海理がいるからこそ、一人で悩むんじゃなくて、空手のこととか一緒に相談して、どうやったら勝てるかなとか、ここはどうしたら良いかなとか聞きながら、お互いに切磋琢磨してこれた」

厳しい練習の先に大きな夢を描く二人。力を合わせた双子の兄弟が全国に挑みます。

兄・仲程一織くん「(来年の沖縄総体は)集大成というか、今まで教えてもらった分をしっかり出し切りたい大会です」

弟・仲程海理くん「絶対悔いを残さないように、絶対今までやってきた練習を無駄にしないで、一つずつ勝っていきたいです」

「めざせ日本一!ヨッシャ~」