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県立美術館は16日、企画している琉球絵画展の資料を収集した際、琉球王朝時代の絵師について、新事実を確認したと発表しました。

琉球王朝時代に国王に遣え、肖像画や風景画など公職として絵を描いた「絵師」。琉球王朝時代には歴史書などからこれまでに30人の絵師が確認されています。16日の会見で県立芸術大学付属研究所の仲村顕研究員は、絵師の家系である那覇市首里の石嶺博章さんから代々伝わる家譜を借り、歴史書と照合。その中にこれまで確認されていない琉球王朝時代最後の絵師のリーダー絵師主取や3人の新たな絵師の名前が記されてたと発表しました。また、これまで百科事典などで「琥」と記されてきた絵師一族の氏が「ショ」であったこともわかりました。

琉球王朝時代から近代までの絵画などおよそ140点を集めた琉球絵画展は今週末から県立美術館で始まります。