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現在、入学の受付が始まっている県の職業能力開発校が、障害者枠の中で精神障害者の受け入れを拒否していることがわかりました。

県の職業能力開発校では障害者の採用枠を設けて身体障害者や知的障害者の就労を支援しています。精神障害者についてはこれまでも受け入れを認めていなかったものの、個々のケースに合わせて例外的に認めていました。

しかし、去年入学した精神障害者がトラブルを起こし、授業に支障が出たとして、今年度から願書にも受け入れないことを明記し、入学を認めない方針を明確にしました。

入学受付の窓口となるハローワークでも願書を取りに来た精神障害者が拒否される事態となっていて、人権無視の対応だという批判の声も出ています。

障害者就業生活支援事業所・金城操さんは「障害を持った方は、ただでもハンディキャップを背負ってるなかで職業スキルをつけていかなければいけない。それを身につける場所がそういうようなことであってはどうかなと思う」と話していました。

この対応に精神科医や弁護士らも県に抗議していて、今後波紋が広がりそうです。