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19日から沖縄を訪れている林防衛大臣は20日、名護市の新基地建設予定地などを視察しました。

20日朝、アメリカ軍のキャンプシュワブから辺野古沖の新基地建設予定地を視察した林大臣は「きれいな海ですね。泳ぎたいくらい」と感想を述べました。そして沖縄防衛局の真部局長から日米で合意したV字型滑走路の位置などについて説明を受けました。

その後、地元名護市の島袋市長やと面談。この席で、島袋市長は滑走路を沖合へ移動させることや、工事に際しては地元企業に配慮することなど4項目を要望。林大臣は「きれいな海だなという印象を受けましたので、確かに海を埋め立てるということもそういう意味ではデメリットもありますし、一方で市長さんがおっしゃるようなねこともありますから」と述べ、滑走路の沖合への移動については、合理的な理由がなければ難しいと改めて難色を示したうえで、今後の実務者協議で綿密に検討したいと答えました。

午後に大臣が向かったのは普天間基地の滑走路に隣接する宜野湾市の普天間第二小学校。航空機のエンジン調整音が間近に聞こえる中、基地のフェンスの真横にある小学校や幼稚園を視察。その後、普天間基地を見下ろす嘉数高台に移動し、普段通りの訓練が行われる中、住宅街の真ん中にある基地の現状を改めて確認しました。