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4月に北谷町で万引きし現行犯逮捕されたアメリカ兵の息子の少年2人が、憲兵隊員に基地内に連れ戻されたことが問題となりましたが、県警は15日、2人を書類送検しました。書類送検されたのは、アメリカ海兵隊員の息子で、万引きした17歳の少年とそれを譲り受けた16歳の少年2人です。

事件は4月13日、北谷町の衣料品店で少年2人が、ジーパンなどを万引きしたとして窃盗の現行犯で店員に私人逮捕されたもので、その後現場に駆けつけたアメリカ軍の憲兵隊員が、県警の身柄引き渡し要請を無視し基地に連れて行ったとして問題となっています。

この問題に、日米地位協定に詳しい新垣勉弁護士は、「日本の警察が来て、引渡しを求めたにも関わらずそれを拒んだという点は、地位協定に定められている捜査協力義務に違反する」と話しています。一方、この事件で憲兵隊は「日本の警察はあとで取り調べると言っていたので基地に連れて行った。従って捜査権の侵害にも当たらない」として主張が食い違っています。