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先月20日から実施されていたアメリカ軍人、軍属とその家族に対する外出禁止令一部緩和措置がきのう発表されました。県内からは賛否両論様々な意見が出ています。

少女暴行事件以降もアメリカ兵による事件が相次いだことを受けて取られた外出禁止措置。アメリカ軍は「規範を見直した」として、これを昨夜で終了したと発表しましたが、県内では不安の声が上がっています。

市民「そういう形だけのもので。それなりに道徳なり沖縄県民を差別しないで考えなくなるわけではないですのでね」

久田記者「アメリカ軍関係者の外出禁止令は、兵士らの夜間外出禁止へと大幅に変更されました。コザゲート通りの人々はどのように受け止めているのでしょうか」

コザ住人「自分たちからしたら不安が残りますね」

付近の店員「まったく人も歩いてなくて、夜も暗くて、きょうからちょっと明るくなるかな」

きょうからは軍属と兵士の家族の外出禁止は解かれ、兵士の午後10時から午前5時までの外出が禁止されています。さらに兵士の基地の外での飲酒の禁止という項目が加わっていて、客の多くが基地関係の外国人というコザの街では、すべての制限を解除してほしいという声も聞かれました。

高村外務大臣「(外出禁止措置の緩和は)我々がとやかく言う話ではない。再発防止策、綱紀粛正策については継続的にやってもらいたい」

外出制限を続けることは、基地とともに暮らす人たちにとっては死活問題となるだけに、一刻も早く実効性のある再発防止策を示し、平穏な日常を取り戻す努力が求められています。