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ヤンバルクイナなど貴重な動物を襲うマングースを駆除するため、『マングース検索犬』が17日、マスコミに公開されました。『マングース検索犬』は、琉球大学の小倉剛准教授らがその実用化に向けておととしから進めているもので、現在、大学4年生のハンドラー一人と、検索犬2頭が訓練を行っています。

ヤンバルクイナなど貴重種の命を脅し、その駆除が大きな課題となっているマングース。検索犬は、マングースの固体のほか、糞や体毛などの臭いをかぎわけ、マングースの生息の有無や生息場所をハンドラーに教えます。

小倉剛准教授は、「罠をかければ100頭いるマングースは20〜30には減らせるんですけども、例えば20頭のマングースを0にすることは難しい。低密度になったマングースを減らすための一つの手法になるかと思う」と、効果を語っていました。

2007年からは実際にやんばるの山中でも訓練を行い、すでに大きな成果を挙げているということで、研究チームでは春にも事業化して試験導入できるよう、今後、環境省や県に提案します。