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岸本記者「訓練施設ではきょうも実弾を使った射撃訓練が行われ、銃声が鳴り響いています。金武町民の命の危険は今後もさらに続くことになってしまいました」

金武町伊芸区から300メートルという至近距離で、都市型を想定した射撃訓練が始まったのは3年前。

伊芸区民「本当に愕然として、我々の力では無力かと悲しく思っている」

県民は超党派で抗議の声を挙げ、県民大会を開催。区民はその後487日間に渡って、毎日基地の前に立ち、抗議行動を続けました。

地元の反対を受け、日米両政府は至近距離にある射撃場を、集落から離れた場所へことし3月までに移転することに合意しました。

しかし今回、アメリカ軍が工事のための訓練停止を拒否したため、施設の完成が一年半ほど遅れ、来年10月頃まで、今の場所での射撃訓練が継続されることになったのです。

伊芸区・池原政文区長「さらに一年半延びるということはかなりショックを受けました。期待を裏切られたと非常に憤っております」

沖縄防衛局はきょう午後、伊芸区の公民館を訪れて経緯を説明しましたが、行政委員の理解は当然得られず。

過去に訓練の流れ弾によって人身事故も起きている伊芸区。日米両政府は、ただ安全な生活を願う地元の声に、また耳を塞ごうとしています。