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担当の金城記者です。西銘さん大敗で自公の協力態勢は今後、どう変わるんでしょう?

金城記者「磐石を誇った自公協力ですが、選挙戦で関係がギクシャクし始めています。自民党の仲村さんは、枠組みは崩れないとおっしゃっていますが、選挙協力は票のバーターです。それが今回、公明にとって期待できない状況になった。きのうの結果を公明の幹部は冷ややかに見ています。公明は全国的にも議席を減らすという厳しい状況です。だとすると、もうギブアンドテイクにはならない、という考えが出始めています。一方の自民も票集めは公明頼みになっています。そしてこれだけ惨敗すると、自公という枠組みに当然、きしみが出てきます。」

金城記者「きのうの結果では、自公ともお互い、それぞれの支持者からノーを突きつけられた訳です。それに年内の衆議院の解散という動きも出ていますし、自公双方は建て直しをどう図るのか、相当厳しいものがあることは間違いありません」

自公を崩したという以上に、糸数さんの当選は大きな影響があると思うんですが?

金城記者「糸数さんが言う『平和の一議席』の復活ですね。沖縄戦や一向に解決しない基地問題など、沖縄の問題を参議院で訴える大変大きな議席を獲得した。これは県民にとってとても意義あることだと言えます。そして37万票という過去最高の得票数は、仲井真県政にも影響を与えます。与党、それに仲井真知事は、37万という重さの意義を受け止めて県政運営に当たってほしいと思います」