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嘉手納基地で発生した燃料流出事故のあと、県はアメリカ軍に3度にわたり現場の立ち入り調査を求め、アメリカ軍は二度目の立ち入りに応じました。ただ、県の意に沿うものではありませんでした。

これは5月末、嘉手納基地内の駐機場で航空機に給油していたところ、ジェット燃料がタンクから漏れ出したもので、回収できなかった8700リットルが流れ出たものです。

県はアメリカ軍に対し、土壌サンプルを採取するために現場の立ち入り調査を要求していましたが、アメリカ軍はこれを拒否。2日になって土壌入れ替え作業への立会いを許可しました。

今回の立ち入りは、事故の後、アメリカ軍が現場で行っている土壌入れ替え作業に立ち会うという名目で許可されたものですが、アメリカ軍はタンク周りの現場を見せ、作業方法を説明しただけだったということです。

県はサンプル採取と写真撮影を現場で申請しましたが、アメリカ軍はこれを許可しませんでした。自らが起こしたトラブルで、県の最低限の調査すら許可しないアメリカ軍の姿勢に、反発の声はさらに強まりそうです。