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船長や機関士を目指す沖縄水産高校の生徒たちが12日、およそ1週間の沿岸実習に旅立ちました。糸満漁港で行われた出発式では航海実習に旅立つ33人のはなむけに下級生たちが水産高校伝統の踊りを披露しました。

この航海実習は生徒たちが4月末から太平洋でおよそ50日間のマグロ延縄実習に入るのを前に、長い船旅と集団生活に慣れてもらおうと実施されるものです。長期間の遠洋航海実習は全国の水産高校でも昔から行われていますが、最近では、規律正しい集団生活に馴染めず、体調を崩す生徒が増えているため、学校側がこうした準備航海を企画しました。

出港を前に生徒たちは、「今回が初めてなので、かなりドキドキしている」、「楽しみなことは、友だちみんなで船に乗れるんで、盛り上がると思う」などと話していました。生徒たちは鹿児島や山口をまわったあと、20日にいったん帰港し、24日にはオーストラリアのケアンズに向け、50日間の本番の航海実習に旅立ちます。