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高齢者や障害者への配慮がゆきとどいた「優しい観光地」とはどうあるべきか。県が進める観光政策のシンポジウムが開かれ、観光バリアフリー宣言が採択されました。

県では3年前から新たな観光の目標として「バリアフリー化」を掲げ、高齢者や障害者にも優しい観光地づくりを目指しています。今後、県とともにバリアフリー化推進の中心となるツアーセンターの親川修代表は「バリアフリーホテルやトイレマップなど、情報を事前に提供することで沖縄に目を向けてもらい、実際に訪れてからの細やかなサポートで“やさしい観光地”を実現したい」と語りました。

このあとのディスカッションではパネリストや会場から「ハード面の整備とともに手話通訳や介護者などの人材育成も必要」、「長期滞在を見越して、地域との交流の場を持つことも大事なのでは」などの意見が出ていました。

そして最後に「観光バリアフリー宣言」が採択されました。この中では誰もが楽しめる観光地をめざし、「県民一人ひとりが心のバリアを取り除く」という目標を挙げ、参加者全員で確認し合っていました。