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ポカポカ陽気に誘われてQごろ〜、きょうはどこに行くのかな?

Qごろ〜「きょうは春を探しにきたなのー」

そんなQごろ〜がやって来たのは名護市の名護城。長い階段を上ってみると、ピンクの桜の花が日を浴びて咲いています。全体的に五分から六分咲きといったところ。ほら、つぼみも咲く頃を待っています。名護の市街を見下ろす場所に咲く桜はこれから見ごろを迎えます。

続いてQごろ〜が訪ねたのは本部町の八重岳。

ここではちょうど恒例の「本部八重岳桜祭り」の真っ最中。八重岳の沿道にはおよそ7,000本の桜が植えられ、今が咲きごろとばかりに美しい花を咲かせています。桜まつりには毎年20万人から30万人の人が花見に訪れます。

Qごろ〜「うーん、とってもきれいなのー」

本部町観光協会・田中英治会長「Qごろ〜、ようこそ本部の桜まつりへ!」

笑顔で迎えてくれたのは本部町観光協会の会長、田中会長。

八重岳で咲く桜は「リュウキュウカンヒザクラ」と呼ばれる桜で、本土の桜とは違って一般的に濃いピンク色の花を咲かせます。花は垂れるように下向きに咲くのが特徴。

田中会長「八重岳はアメリカ軍のレーダー基地だった。(返還の際)町長がアメリカ側から2万ドルを受け、それを元に自生している桜を手掘りで沿道に植えた」

Qごろ〜「うん。うん」

40年以上の年月を重ねてきた八重岳の桜。地元の人たちも満開となるの時を待っています。

渡久地昇永さん「青年を引き連れて、山から桜の苗を取って一緒に植えた。(Q:毎年、満開の桜を見ると?)本当にうれしいです」

Qごろ〜、桜をよーく見てみると、同じカンヒサクラでも色合いや花の大きさがそれぞれ違うのがわかるかな?

田中会長「桜のひとつひとつに個性的な表情がある。人間に例えると、7,000人のきょうだいがいる。その中で、5本だけすごい美人がいるんです!」

八重岳の桜でもっとも美しいと言われているのは、ピンク色から薄い紅色に変わり、可憐な花で花びらが大きい「もとぶ花織」。

白からピンクへと花の色が次第に変わり色合い美しく、見ごたえのある花つきが特徴の「もとぶ八重娘」。

ごく薄いピンクで可愛らしく、花つきがいい「もとぶみやらび」。みやらびは沖縄の方言で美女のこと。イメージは淡い初恋の色。

一方、濃い紅色と大きい花でアピールするのは「八重岳あかね」。こちらは情熱に燃える花のようです。

花びらが大きく優雅に咲くのは「もとぶ小町」。花の鮮やかさがひときわ目にとまります。

これが本部八重岳の桜五人姉妹。桜一本それぞれに違った表情があるんだね。

田中会長「自分の好きな桜を選んで、毎年、八重岳のカンヒザクラに会いに来てほしい」

花見の一番の見所は満開に咲く桜が並ぶ八重岳の頂上。頂上から見ると、緑の中に桜の薄いピンクの線が浮かびあがります。

花見を満喫したあとは、Qごろ〜、ちょっと一休み。桜の花を浮かべた桜茶でほっと一息です。

日も暮れてすっかり満足のQごろ〜。。。と思ったら!?

Qごろ〜「うーん、夜桜が見たいーなの!」

Qごろ〜、それが見たかったんだね。

Qごろ〜「夜桜もとてもきれいなのー」

夜桜の美しさにすっかり感動したQごろ〜。一足早い沖縄の春を満喫したようです。