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港湾を舞台にしたテロに備える訓練が那覇港で行われ、多くの関係機関が参加しました。

那覇港テロ対策合同訓練は外国船舶も着岸する県内の港湾で、テロが発生した際の関係機関の連携のあり方を確認しようと、毎年開かれているもので、海上保安庁や県警、税関などから、およそ100人が参加しました。訓練は、国際テロ組織のメンバーが那覇港から爆発物を持ち込もうとしたとの想定で行われ、岸壁では、税関職員と警察官が船から降りた不審者に職務質問を行い身柄を拘束しました。

そして海上では、逃走を図ったテロ組織の小型船に11管区海上保安本部の特殊部隊が乗り移り、船上でメンバーらを逮捕しました。訓練ではこのほか、県警による爆発物の処理作業も行われ、関係者らは手順や連絡体制を確認しながら、真剣に訓練にあたっていました。