※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

佐藤さん「昆布と干し椎茸だけでだしを作るんですね」「いりこだし、かつおだしは一切使わないで」Q、魚も食べない?「白身魚はたまに週1回とか(笑)」

主婦が集まってお料理のようですが。

肉・魚・卵もなし、野菜も皮はむかず根っこもそのまま。

講師「素朴ですがシンプルですがそのものの味で楽しめるかなと」

実はこれ、今話題のマクロビオティックの料理教室なのです。講師を招き自宅で主催しているのは、那覇市に住む主婦渡久地美知子さん。

渡久地さん「(両親が)年齢のせいで薬が効かなくなった何か日頃医者にかかる前にできることはないかと」「それで辿り着いたのはマクロの食事療法」

マクロビオティックとは、マクロ・ビオ・ティックの3つの意味からなる言葉、直訳すると『長く生きる為の方法』です。

基本的には玄米菜食、その中に基づく考え方の1つがその土地や季節にあった食べ物をとる『身土不二』、もう1つが1つの物を皮をむかず全て食べる『一物全体』です。

モモクリニック「昔から著中の沖縄独自の食習慣がありましたがちょうどマクロビオティックはそれに準じたような」「生活を見直すというそういう観点に立っていて大きな意味があると思います」

現在、ファーストフードなど食の乱れが、肥満や生活習慣病を引き起こしています。そんな「食」のあり方を原点から考え直そうそれがマクロビオティックでもあるのです。

最近では、リゾートホテルでも体の中からリフレッシュしてもらおうと、乳製品や肉を使わない、マクロビオティックのメニューを取り入れています。さらに、玄米菜食を中心としたカフェも今注目を浴びています。今年2月にオープンしたこのカフェは、マクロビオティックを多くの人に知ってほしいと作られました。

オーナーの比嘉さんの本業はなんと薬剤師。「お薬にはなかなか人を健康へ導くものはない健康は食が基本に来るかなと」材料はすべて無農薬・有機野菜、今日のメインは穀物と野菜の餃子です。

さて、マクロビオティックに欠かせない基本の食材があります。それは・・・ 「玄米!!」「玄米のまま食べるとアミノ酸に変わって脂肪酸を分解してやせる」

モモクリニック「玄米はたくさん噛まないといけないので、腹持ちがよく少量で済む」「高血圧高脂血しょうの対策にもなる」

そして、渡久地さんたちが作った、マクロビメニューはこれ! トンカツではなく、車麩のカツ。大根のてんぷら、ハンダマの白和え、大根パパイヤごぼうなど具だくさん味噌汁にもちろん玄米。調味料の味ではなく、素材のもつ味のおいしさに集まった人たちは、感激していました。

参加者「原点に戻ったほうがいいのかなと」「食の大切さが分かります」

今では、マクロビオティックを通じてできた友達とこうして月に一回料理教室を開いています。