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中部商業 対 小禄

台風3号の影響で、昨日予定されていた高校野球準々決勝はきょう行われました!

奥武山野球場での準々決勝第一試合には、今大会第1シードの中部商業が登場。今日も野球部110人の大応援団が陣取りました。

対するは今大会ノーシードながら、ここまでの3試合をすべて逆転で勝ちあがり、22年ぶりにベスト8入りを果たした小禄です。

小禄の快進撃に、学校も今日は6時間の授業でしたが3時間目で終了し、全校生徒に応援を呼びかける粋な計らい!スタンドには大応援団が駆けつけ、声援を送りました!

そして、その小禄を率いるのが髭の監督こと、高良雅秀監督。去年自分の母校小禄に赴任し、夏初采配です。

高良監督「開き直るしかないですから、戦力的には客観的に見たらずっと向こうが上ですから」「僕らがどれだけくらいつけるかでしょうね」

後攻めの小禄は1回、中部商業のエース池間のコントロールの乱れに乗じ、送りバントで2番の崎山を2塁へ進めると、続く4番でエースの上原の打席で、2塁の崎山が盗塁をしかけます。これを刺そうと、中部商業キャッチャー伊佐が投げたボールが3塁悪送球!小禄がノーヒットで1点を先制します。

小禄のエース上原は、3回まで打たせて捕るピッチング。バックも固い守りで、中部商業を苦しめます。

しかし、4回、中部商業はこの回先頭バッターの4番島袋のヒットを足がかりに、1番の伊佐のタイムリーで逆転を許すと、2番渡嘉敷の2ランホームランも飛び出すなど、一挙6点を奪います。

それでも、逆転を信じるスタンドの声に応えようと小禄は5回、8番川上からの3連続ヒットでノーアウト満塁。ここで、2番崎山はセカンドゴロ!この間にランナー二人が返り2点を返します。

6回にも1点を入れた小禄でしたが、迎えた7回。エースの上原がつかまります。

ヒットとフォボールでピンチを広げると、ラストバッター喜屋武のあたりは大会20号の3ランホームラン!さらに1番伊佐の大会21号のホームランと、2打席連続のホームランを浴びて一挙6点を奪われ、12対4。

最後は、中部商業2番手屋宜の前にエース上原のあたりはセカンドゴロでゲームセット。7回コールド、小禄の夏の夢が消えました。

小禄・上原投手「相手バッターもすごいなと思いました。でも、楽しく、打たれても楽しく行こうと」

宜野座 対 沖縄尚学

北谷公園野球場の第一試合は、第4シード沖縄尚学対宜野座。

試合は、両チーム無得点のまま迎えた3回の裏、宜野座のエース島袋が先頭バッターにフォボールを与えると、沖尚はここで、しっかり送って1アウトランナー2塁とチャンスを作ります。

このチャンスにラストバッター與儀がレフト線を破るタイムリー2ベース!沖尚が1点を先制します。さらに沖尚は、4回、この回先頭バッター、3番、キャプテン伊志嶺が左中間へのヒットで塁に出ると、続く4番は送りバント、このボールを宜野座の島袋が2塁へ!しかし、俊足伊志嶺をアウトにできず、ノーアウト1塁、2塁。さらに5番荻堂がフォアボールを選び、沖尚、ノーアウト満塁。

チャンスに強い沖尚は、ここで、6番伊是名がセカンドライナーで倒れる間に3塁ランナーが返り、2点目を挙げます。なおも、沖尚は5回、キャプテン伊志嶺の大会第18号のソロホームランなど、毎回得点を重ねじりじりと宜野座を突き放し、守っても反撃の糸口を与えません。

結局、このままリードを保った沖縄尚学が貫禄勝ちで宜野座を退け7対0、8回コールドで勝って、2年連続17回目のベスト4進出です。

沖縄尚学・伊志嶺主将「最後まで集中が切れなかったことが大きかったと思います」

八重山商工 対 前原

八重山商工対前原の試合は4回八重山商工の打線が火を噴きます!

2アウトから3番、金城長靖がライト前ヒットで塁に出ると4番の羽地のバットで返り1点を先制。なおも5番大嶺は3ベースヒット!さらに2点目入れると、つながる打線は6番金城賢司!この回3点を入れた八重山商工が試合の流れを引き寄せます。

7回にも1点を入れた八重山商工。投げては先発、金城長靖が7回まで散発6安打の好投!最後はエース大嶺が締めて、4対0で勝って準決勝に名乗りを挙げました!