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戦後61年、戦争を体験した人が年々減る現実がありますが、戦争の実態を知り語り継ぐことの重要性は高まるばかりです。

那覇市にあるNPOの学校、珊瑚舎スコーレでは夜間中学部に通うお年寄りが戦争体験を語りました。

珊瑚舎スコーレではフリースクールに加え、一昨年から夜間中学部を開校し、戦争や戦後の貧困で義務教育を受ける事が出来なかったお年寄り達が学んでいます。

慰霊の日の今日は特別授業として、午前中フリースクールの生徒たちが糸満市の魂魄の塔を訪れ、祈りを捧げた後、午後からは夜間中学の生徒が戦争体験を語って聞かせました。

儀間初子さんは戦時中11歳でした。ガマから追い出され、艦砲を逃れるように逃げ惑った当時の話を克明に話しました。

儀間さん「この人に水をせがまれたが、あげることができなかった」「戦争というものはこんなにまでも人間の心を変えてしまう。今なら、けが人に水をあげないというのは考えられないと思うが」

生徒「こんなに今は豊かなので、昔起こったということが全然考えられない」「僕は普通に生きているのに、昔の人たちは苦労したというのがすごくきつい」