2017年5月23日 18時30分

Qプラスリポート 石垣島への台湾移民の歴史が映画に

およそ80年前、石垣島に台湾の農民が移り住んだ歴史があることをご存知でしょうか?

台湾移民を取り上げたあるドキュメンタリー映画をきっかけに、週末、台湾の小学生たちが石垣島を訪れ、母国の歴史に触れました。

先週、土曜日。石垣島である映画が上映されました。映画「海の彼方」は台湾が日本の植民地だった1930年代、日本の農業支援のために、台湾から60世帯が石垣に移り住んだ出来事を伝えるドキュメンタリーです。

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映画を製作した黄インイク監督。映画への特別な思いがありました。

「海の彼方」監督・黄インイクさん「(移民の)認識が広がったら(台湾の子どもたちも)自分のルーツがわかると思う。自分のルーツを恥ずかしくなく話せて、理解してもらえる社会の力になればいい」

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会場には石垣で暮らす台湾移民の子孫のほか、台湾から駆けつけた小学生たちの姿がありました。

台湾の小学生「私は小学生として歴史を記録すべきだと思います」「みなさんももっと台湾を理解して下さい」

映画の主人公は89歳の玉代おばあ。石垣で青果店を営む台湾移民の一家3世代の人生とともに、石垣に残された歴史を伝えています。

台湾の小学生「隠れた歴史としてみんなに知ってほしい」

玉木玉代さん「みんな来て嬉しいよ、遠いところから来たでしょ、感謝してるよ」

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この映画をきっかけに、子どもたちはかつて石垣に移り住んだ台湾の人々の足跡を巡ります。

玉木玉代さん「私にはこんなにたくさんの孫はいないのに!」

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翌日、小学生たちが訪れたのは、玉代おばあの家。子どもたちは、子孫たちが今も台湾のやり方で線香を上げていることなどを教わり、移民4世にあたる石垣の子どもたちと交流を深めました。

玉木玉代さん「主人にも線香をあげてくれて主人も幸せだと思った」

その後、パイナップルの栽培を行うため、移民が開墾した場所や台湾の住宅跡を回り、移民の足跡を辿った小学生たち。

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台湾の小学生「(台湾の子どもたちのために)そのまま保存してほしい」「台湾と日本が混ざった文化を感じる」

80年が過ぎた今、およそ300キロの海を越えて、石垣と台湾の新しい世代による交流が始まっています。

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