※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
Q+スポーツ部 2016回顧

ことし1年を振り返る「2016・回顧」きょうはことしも熱かったスポーツです。高校野球にオリンピックとことしも見どころ満載でしたよね。プロアマ問わず、スポーツに情熱をそそぐ沖縄のアスリートの姿は観ている私たちに感動をくれました。

【プロ野球キャンプ(2月)】

球春到来、プロ野球キャンプ!多くの県勢選手も故郷・沖縄からスタート。東京ヤクルト・比屋根渉選手のインタビュー中にちょっかいを出したのは…

新垣渚投手「最後一言、方言でお願いします」

比屋根渉選手「汗かいてきた」

新垣渚投手。先月、現役引退を表明したベテランの最後のシーズンは、沖縄からのスタートでした。プロ生活14年、お疲れ様でした!

【キングスbjリーグ優勝(5月)・Bリーグ開幕(9月)】

最後のシーズンを迎えたbjリーグで最多4度目の優勝を果たし、「最強」の称号を得た琉球ゴールデンキングス。

そして戦いの場は新たなステージへ。

bjとNBL、国内に2つあったリーグが統合しBリーグが誕生。その開幕の舞台に立ったキングス。勝利こそなりませんでしたが、新たな歴史の第一歩にその名を刻みました。

FC琉球金鍾成新監督のもと「攻撃サッカー」で、12勝10敗とJ3加入後初の勝ち越し。琉球コラソン現在9チーム中5位。プレーオフに進出圏内4位目指す。

【RUN伴・11月】

Q+スポーツ部 2016回顧

認知症の人もそうでない人も一緒に走ることで認知症への理解を深めてもらおうと沖縄で初めて開催された「RUN伴」

このイベントに参加した、和子さん・弘光さん夫婦。難病を患い、介護が必要となっている弘光さんと一緒にいる今を大切にしたいと和子さんが参加を決めました。

和子さん「もう来年はないかもしれないじゃないですか。お父さんが車いすに座れないかもしれない、その気持ちはいつもあります。だからできる範囲はやりたい、やってあげたい(RUN伴を)記念の日にして、また明日も、良い日で迎えたいというそれだけです。ほかの何も望みません」

タスキを受け、歩き始めた2人。約200m、時間にして約6分、あすへとつながる大切な瞬間となりました。

【元力士は伊江島のお坊さん・2月】

Q+スポーツ部 2016回顧

県出身の元幕内力士、琉鵬。引退後は全く違う仕事をしていると聞きつけ伊江島へと向かうと、そこには驚きの光景が!大相撲の道から仏門へ!琉鵬改め、僧名・浦崎道涯さんがそこにいました!

浦崎道涯さん「引退したらお坊さんになりたいなって思いがずっとあって。」

相撲生活で痛めた膝は曲げられず、お経は椅子に座りながら。力士時代の傷跡とともに第2の人生をスタートしていました。

浦崎道涯さん「もうこれ(左薬指)伸びないこっち(右手指)は全部伸びないですけど。(Qそうなんですか!?)いや、それは嘘なんですけど(笑)」

仏の道に嘘はいただけませんが笑顔が素敵な浦崎さん。ただ、その表情が一番輝いていたのは島の土俵で子ども達に相撲を指導している時でした。

いつかこの島から浦崎さんのような大きな力士が誕生するかもしれません!

【嘉手納高校夏初優勝、初夏の甲子園(7・8月)伊志嶺監督引退、大分日本文理へ(7月・11月)】

Q+スポーツ部 2016回顧

ことしも熱かった沖縄高校野球。シード4校が準決勝を前に姿を消す波乱の夏となったことし決勝の舞台で躍動したのが、嘉手納。自慢の打線が爆発し、2本塁打11得点!

最後はエース・仲地玖礼投手が締めて、初優勝を果たします!嘉手納の勢いは、初の夏の甲子園でも止まらず。初戦の群馬・前橋育英戦では、2点を追う7回!この回だけで9安打8得点の猛攻。その力を存分に発揮しました。

また県内の高校野球では、少し寂しいニュースも。2006年、八重山商工を春夏連続甲子園出場に導いた伊志嶺吉盛監督がこの夏、沖縄での最後の指揮となりました。

伊志嶺吉盛監督「何を泣いてるんだよ泣くくらい悔しかったら上行って頑張ればいいよ、なぁ上行ってがんばれ。いいんだよ、胸張って八重山に帰ろう、下向いてもしょうがない。」

下を向かなかったのは、監督自身でした。今月から大分日本文理高校で指揮を執ることが決定。沖縄勢と甲子園で対決する日が待ち遠しい!

【リオ五輪・パラ(8〜9月)】

ことしスポーツ界で最も大きかったのはもちろん、リオオリンピック・パラリンピック。県勢では、重量挙げ男子62キロ級の糸数陽一選手が日本記録を塗り替え、世界4位!

車いす陸上1500メートルでは、上与那原寛和選手が4位入賞を果たしました。そして、快挙を達成したのが車いすラグビー。メダルをかけた3位決定戦。浦添市出身の仲里進選手はベテランらしい冷静なプレーでチームを支えます。

2004年のアテネから4大会目、悲願のメダル獲得を果たしました。

Q+スポーツ部 2016回顧

ことしも、1人1人が主役だった沖縄スポーツ界。来年も熱いドラマがきっと待っている。

リオオリンピックも終わって次はいよいよ2020年・東京オリンピックですね沖縄のスポーツ界もこれからさらに盛り上がっていきそうですよね。2017年も目が離せませんね。