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23日はは旧暦の1月16日。あの世の正月と言われる「ジュウルクニチー」です。県内各地で、先祖に手を合わせたり、里帰りする人たちの姿が見られました。

こちらは那覇の三重城。23日は朝から雨が降る中、故郷を離れた離島の出身者が、重箱や果物などを供え、先祖に手を合わせていました。石垣出身の男性は「いつも導き、見守ってねって。兄弟みんな仲良く。」と話していました。

宮古出身の女性は「いつもいつもありがとうございますっていうことで、ご馳走いっぱい作ってありますから、受け取って下さいって。」と言います。

故郷へ急ぐ人たちもいます。那覇空港では先祖にお供えする花を持って搭乗口へと向かう人の姿がみられました。石垣に向かう女性は「姉とか妹たちがいるから。それもいいけど、私が1回でも行ってね、先祖の前で手を合わせる。これがそのために行くんですよ」と話していました。

そしてこちらは宮古島市。親族が集まり、念入りにお墓を掃除しています。墓掃除をしていた男性は「妻の実家の墓です。妻の兄弟は沖縄本島に行ってますから、帰ってきたりして集まるんですけど、宮古にいる人少ないんで、23日はたまた掃除してますね一緒に」と笑顔で話していました。

あの世の正月らしく、華やかな色に包まれたお墓もありました。「桜の木が満開で大変うれしいです」

各地から親族たちが勢ぞろいするジュウルクニチー。今夜は積もる話に花が咲きそうです。