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新たに10人の遺影を追加

71年前の1944年8月22日、対馬丸がアメリカ海軍の潜水艦の攻撃を受け沈没しました。那覇市の対馬丸記念館には20日、新らたに10人の遺影が追加されました。

新らたに追加された遺影は8歳から17歳の児童生徒と船員あわせて10人です。

遺影は遺族や当時の同級生からの聞き取りや申し出で集まったもので、遺族が20日に対馬丸記念館を訪れ、遺影の設置を見守りました。

野原康義さん(80歳)は「とうとう見つかってよかったなという思い」と話します。

野原さんは、対馬丸で亡くなった従兄弟で当時14歳の知念政立さんの遺影を探すため、甲辰国民学校の同級生などをあたり見つけたといいます。

そして「非常に無残な残酷な感じがします。殺されて、別れさせられているわけですから。幼い子ども達がこんな沢山死んだよと、二度とこういうような事があってはならない」と話していました。

対馬丸の沈没から71年。あさって22日には小桜の塔で慰霊祭が行われる予定です。