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命どぅ宝を継承する会が国民学校卒業式を要請

今年は戦後69年です。戦争によって叶わなかった卒業式がありました。2013年、平和な沖縄を実現しようと結成された命どぅ宝を継承する会が、旧国民学校の卒業式の開催などを求める運動を始めました

会では、4月11日付で、県教育委員会宛てに、旧国民学校の卒業式を開催するよう求める要請書を送ったということです。

要請書では、「命どぅ宝」を沖縄から全国、世界へ発信するためにも、卒業式の開催を呼びかけてほしいと求めています。

会見で「継承する会」のメンバーは、「青春を奪われながら生き延びた人々に、証書を渡したり、話を聞く機会を設けたりすることはとても重要なことだ」と述べ、戦後70年となる来年に向けて、地域ぐるみで大きなうねりを作っていきたいと訴えていました。

会ではこの他、文部科学省に対し、元学徒への謝罪と卒業証書の授与を求める要請書を郵送したということです。

学校から戦争に駆り出され、学ぶ機会と青春を奪われた方々です。せめて、卒業証書を手にできないかというその願いをしっかり受け止めて欲しいですよね。