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ベトナム戦争帰還兵の子や孫で結成する枯れ葉剤被害を訴える会のへザー・バウザーさんが11日、県議会で講演し、アメリカ軍基地や周辺での環境調査や住民の健康調査の必要性を訴えました。

講演したへザー・バウザーさんは生まれつき、右足の膝から下と左足のつま先が欠損するなど四肢に重い障害があり、父親がベトナムで浴びた枯れ葉剤の影響だとアメリカ政府に訴えていますが、認められていません。

講演では、バウザーさんやフリージャーナリストのジョン・ミッチェルさんが沖縄市のサッカー場でドラム缶が見つかり、ダイオキシン汚染が発覚したことについて次のように述べました。「ドラム缶が見つかったことに見て見ぬふりしないでください。そうすることがペンタゴンの隠ぺい工作に手を貸すことになるのです。この問題から目をそらすことは、アメリカ政府がやっているダイオキシンによる大量虐殺を許容することになるんです。」

また、ジョン・ミッチェルさんも「米軍は沖縄に太平洋のゴミだめというニックネームをつけていました。それは60年前のことですが、いまだにかわっていません」と話していました。

バウザーさんは今後も沖縄との交流を続けていく予定です。