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宮崎の口蹄疫の不安も一段落し、畜産農家にようやく笑顔が戻りました。農家が丹精込めて育てた牛や豚たちの品評会が4日に行われました。

南部家畜市場で開催された品評会に参加した畜産農家の女性は「口蹄疫はもう本当に災難でした。出荷もできなくて」と語りました。

この品評会は、畜産農家の飼育や品種改良の技術を向上させようと県畜産共進会が主催したもので、県内各地から選ばれた95頭の牛と豚が一堂に会しました。

会場では口蹄疫の侵入を防ぐために、去年に引き続き、来場者の靴底や車両のタイヤなど消毒作業を継続。

審査は3つの部門で行われ、体格の良さや足腰の強さなどのほか、たくさんの子どもを産めるように乳房の形や乳首の数などをチェックしていました。

口蹄疫の不安も一段落し、会場は畜産農家の人たちの熱気に溢れていました。

ある畜産農家の男性は「(口蹄疫の時は)生活も結構厳しかったが、またこの共進会(の品評会)でチャンピオンをとって、セリ価格上がるように頑張っていきたいです」と話していました。

審査の結果は5日の表彰式で発表される予定です。