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アメリカ海軍の掃海艦が21日昼過ぎに平良港に寄港しました。県や宮古島市の自粛要請を無視した形で、港では市民団体が抗議運動を展開しました。午後0時半過ぎに平良港に入港したのは長崎の佐世保基地に所属する掃海艦ディフェンダーです。

掃海艦は海中に設置された機雷を取り除く船で、平良港にアメリカ軍の軍艦が入るのは初めてです。アメリカ軍は今回の寄港について「友好と親善」が目的と説明していますが、県や宮古島市は「軍艦の民間港利用は緊急時以外はふさわしくない」と自粛を要請していました。

強行入港に対し、港には市民団体や労働組合の関係者らおよそ40人が集まり「宮古島の軍事利用は許さない」と激しく抗議していました。

アメリカ軍の艦船は日米地位協定によって地元市町村の許可がなくても入港が可能となっていて、そのために度々トラブルが発生しています。掃海艦ディフェンダーは24日まで平良港に滞在します。