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65年前のきょう本島西海岸を軍艦で埋め尽くしたアメリカ軍は、本島上陸の時期をうかがっていました。

1か月あまりの戦闘で小笠原諸島の硫黄島を攻略したアメリカ軍。日本軍の兵士2万人あまり。アメリカ兵6821人が犠牲となった激戦の後、アメリカ軍は次のターゲットを沖縄に定めました。

本島上陸の2日前。アメリカ軍は読谷村から北谷町にかけての海岸を軍艦で埋め尽くします。

船の上で武器を研ぐ者。ライフルの手入れをする者。アメリカ軍の大型の船からは戦車型の揚陸艦が次々と吐き出され、本島上陸に向けた準備は着々と進んでいました。

一方、読谷村の海岸沿いにはアメリカ軍の上陸を迎え撃つ目的で、沖縄守備軍の陣地や爆薬を積んだ船も配置されましたが、アメリカ軍の上陸が迫ると日本軍は水際での作戦を放棄。

敵を内陸部に引き込んで闘う持久作戦に変更しました。2日後に無血上陸するアメリカ軍はわずか4日間で現在のうるま市まで占領。本島を南北に分断します。